先週末10日・土曜日、、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBCシルバー・スーパーミドル級戦(王座決定戦):
ハイメ ムンギア(メキシコ)判定3対0(115-112、114-113x2)セルゲイ デレイビャンチェンコ(ウクライナ)
*2019年9月の試合を最後に、それまで保持していたWBOスーパーウェルター級王座を減量苦のために返上したムンギア。その後ミドル級に転向し、7連勝(6KO)を飾ってきました。すでに世界のベルトを腰に巻いた経験もあり、実力も知名度も世界トップレベルのムンギアですが、新たな階級で2階級制覇挑戦の前に、まだまだ厳しいテストマッチを科されています。
今回ムンギアが迎えたのは、ミドル級で3度の世界挑戦を経験してきたデレイビャンチェンコ。ダニエル ジェイコブス(米)、ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)、ジャモール チャーロ(米)と名だたる実力者たちの牙城を崩す事は出来ませんでしたが、どの試合も大善戦し、黒星を喫したとはいえ評価を上げてきた正真正銘の実力者です。
実力者同士によるこの一戦は、試合前から好試合が予想されていました。そして蓋を開けて見ると、36分間に渡り予想以上の大激戦が繰り広げられることになりました。
どちらかが明白なリードを奪う事なく激しい打ち合いが繰り広げられた一戦。中盤戦、身長とリーチで上回るムンギアが、左ジャブで主導権を握ったと思えば、ウクライナ人がその強打でメキシカンをグラつかせるなど会場の大歓声は尽きる事はありませんでした。
最終回までもつれた激戦は、ムンギアのボディー攻撃でデレイビャンチェンコがついにダウン。しかしメキシカンの追撃を凌ぎ切り、何とか試合終了のゴングを聞くことが出来ました。結果は最終回のダウンがモノを言いムンギアの勝利。世界2階級制覇に向け王手をかけました。そして敗れたデレイビャンチェンコも、またしても敗戦を加えながらも評価を上げた事になります。
元世界王者がこれまでに経験したことのない激戦を制し、全勝記録を42(33KO)に伸ばしました。今回の勝利により、とんでもない太い筋金が入った事でしょう。
NABOミドル級戦(王座決定戦):
シェーン モズレー(米)TKO7回1分42秒 ディミトリウス バラード(米)
*1990年代から2000年代にかけ、3階級制覇を制した同名の父を持つモズレー。悪い選手ではないのですが、中々世界への壁を破る事が出来ないでいます。昨年2月にムンギアに一蹴(3回TKO負け)を喫しているバラードに中盤TKO勝利を収め、地域王座を再獲得。この勝利をきっかけに、少しでも世界に近づければいいのですが。
ムンギアとデレイビャンチェンコの一戦は、スーパーミドル級のリミットで行われましたが、両者はミドル級を主戦場としています。2023年6月13日現在の、ムンギア、デレイビャンチェンコ、そしてモズレーが活躍するミドル級王者たちを確認しておきましょう。
WBA:エリスランディ ララ(キューバ/防衛回数1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:空位
WBO:ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン/2)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)